はじめに
お疲れ様です。東工大ポケモンサークルpoketech23Bのmaruです。今回はS21で最終142位を獲得した構築について、紹介します。10月からレギュレーションが変わりますが、再び来る伝説環境考察の助けになることができれば幸いです。
結果
TN maru 最高最終R2015.972
最終142位
TN EGAO 最終宇宙
構築経緯
パオジアンの相手にテラスを切らせる性能と、テラパゴスの相手にテラスさせない性能の相性が良いため、この2体を軸にすることにした。
この2体の型は対面性能をが高く、抜き性能もある型が強いと思い、剣の舞を持った気合の襷パオジアン、メテオビームテラパゴスとした。
この2体の弱点として、ステルスロックを撒かれると対面性能が大きく落ちる点が挙げられる。そこで、高速スピンでステルスロックを弾くことができつつ、技範囲の広さから相手にテラスタルを強要することのできるイダイナキバを採用。
ここまでの3体で、ザシアン軸にパオジアンを投げることができない、受け系統の伝説がきついなどの問題が生じたので、それらを解決できる剣の舞炎オーガポンを採用。
テラパゴス+パオジアンの並びが連撃ウーラオスを強く誘う。またここまでの4体ではママンボウ+グライオンのような構築が重かったため、これらに強く、対面性能の高いいかさまダイスカイリューを採用。
最後に、相手のパオジアン、ウーラオス、ハバタクカミの全てに対して安定して初手におけるポケモンがいなかったため、対面での殴り合いが非常に得意な突撃チョッキテツノカイナを採用し、構築が完成した。
個体紹介
テラパゴス@パワフルハーブ
テラパゴス(テラスタル) @ パワフルハーブ
テラスタイプ: ステラ
特性: テラスシェル
性格: ひかえめ
174(28)-103-131(4)-172(252)-131(4)-133(220)
テラクラスター / メテオビーム / はかいこうせん / ロックカット
テラパゴス(ステラ) @ パワフルハーブ
テラスタイプ: ステラ
特性: ゼロフォーミング
性格: ひかえめ
239(28)-112-131(4)-200(252)-131(4)-133(220)
テラクラスター / メテオビーム / はかいこうせん / ロックカット
C-特化
S-準速カイリュー抜き、+2で遅いエナジーハバタクカミを抜ける程度
H-テラス後16n-1
B,D-あまり
2ヵ月連続採用のメテオビームテラパゴス。メテオビームは殴りながらCを上げることができる点だけでなく、自然な形で岩打点を採用できる点も魅力の一つである。岩打点があることによって、コライドン相手にパオジアンで炎テラスを切らせる→テラパゴスで倒すという動きを取ることができ、物理受けを採用せずに対面選出でコライドン軸に勝つことができる。
破壊光線の枠は他の技も試したが、等倍でほとんどの相手をワンパンできる破壊光線より便利なものがなかった。
ほとんどメテオビームを外さなくてめっちゃ偉かった。これが4ヵ月使い続けたなつき度補正ってやつ。
パオジアン@気合の襷
パオジアン @ きあいのタスキ
テラスタイプ: ゴースト
特性: わざわいのつるぎ
性格: いじっぱり
155-189(252)-101(4)-99-85-187(252)
つららおとし / ふいうち / こおりのつぶて / つるぎのまい
ASぶっぱ。先制技のリーチを伸ばすために意地っ張り。
軸であるが、相手のウーラオスやヘイラッシャが気になって選出しづらかった。とはいえ選出した試合ではしっかり活躍してくれたので偉い。
技については氷柱落とし、不意打ち、剣の舞で完結しているため、ラスト1枠は自由だが、今回はパオジアンより速いコライドンがテラスを切らずに動くことを咎めるために氷の礫とした。
テラスはカイリューの神速の一貫切りのためにゴースト。ステラ、氷と選択。
イダイナキバ@ブーストエナジー
イダイナキバ @ ブーストエナジー
テラスタイプ: あく
特性: こだいかっせい
性格: ようき
222(252)-151-151-65-74(4)-152(252)
じしん / かわらわり / はたきおとす / こうそくスピン
S-最速(古代活性でS上昇)
H-物理耐久意識でぶっぱ(意地っ張りパオジアンの氷柱落とし+不意打ちの致死率が19.53%)
D-あまり
本構築のMVP。ステルスロック、毒菱を弾くだけでなく、古代活性で上昇した高いSからスイーパーとして活躍してくれた。
技構成についてはタイプ一致打点の地震、設置物を弾くことができる高速スピンは確定。残りの2枠については黒バドレックスへの打点として叩き落とす、環境に多かったオーロンゲ絡みにイージーウィンをとれる瓦割りとした。
テラスタルはパオジアンを投げられない時にエスパーの一貫を切ることができる悪。
ミライドン、コライドン、黒バドレックス、ザシアンをはじめとした多くの構築に投げることができるため選出率は高め。
オーガポン@竈の面
オーガポン(炎)
テラスタイプ: ほのお
特性: かたやぶり
性格: いじっぱり
187(252)-171(124)-111(52)-72-117(4)-140(76)
ツタこんぼう / ウッドホーン / がんせきふうじ / つるぎのまい
H-振れば色々耐えるためぶっぱ
B-連撃ウーラオスの水テラス水流連打確定耐え
S-グライオン、ミラー意識
A-あまり
ザシアン対策兼受け対策枠。かたやぶりのおかげで受け系統やテラパゴスの苦手なミミッキュに強い。岩石封じは炎テラスヘイラッシャやラウドボーン、カイリューへの打点として優秀だった。HBにそこまでがっつり振っているわけではないので対ザシアンでそこまで余裕がない点に注意が必要。
カイリュー@いかさまダイス
カイリュー @ いかさまダイス
テラスタイプ: はがね
特性: マルチスケイル
性格: いじっぱり
167(4)-204(252)-115-108-120-132(252)
スケイルショット / アイアンヘッド / りゅうのまい / みがわり
火力がほしいのでA特化、+1で抜ける範囲を広げるため準速。
対面性能の高いスケショカイリュー。身代わりは珍しいが、アンコールと違い、択を生まない点が評価できる。また、身代わり+龍の舞+スケイルショットはママンボウ、グライオンに対して非常に強く、1体で試合を終わらせることもしばしばあった。アンコールはヘイラッシャなどの受けポケモンに対し非常に強いが、身代わりももう少し採用されてもいいのではないかと思えるほど使い勝手が良かった。
フェアリーテラス(特にムゲンダイナ)に強い打点を持つために鋼テラス+アイアンヘッドの採用。
テツノカイナ@突撃チョッキ
テツノカイナ @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: みず
特性: クォークチャージ
性格: いじっぱり
229-211(252)-129(4)-63-120(252)-70
サンダーダイブ / ドレインパンチ / れいとうパンチ / ヘビーボンバー
ADぶっぱ
初手置き安定するポケモンが欲しいとちょくと話していたところカイナがいいのではないかと言われ、最終日に急遽採用した。突撃チョッキを持つことで全体的な数値が高くなり、対面での打ち合いが非常に強くなる。
テラスタルはちょくに貰ったものが水だったので水。1回も切ってない。他の候補は草。
選出
書いたら長くなるので割愛。無理にテラパゴスを投げなくても一般枠がそこそこ強いポケモンで固められてるので結構戦える。
きついポケモン
ザシアン
コンセプトがテラパゴス×対面構築なので、同じく対面構築のザシアン軸は伝説相性的にきつい。最後の方はカイリューで無理やり頑張っていた。
感想
R1800ちょいからスタートしたサブロムが1700まで落とされ、R1900のメインロムを回し始めたところ8連敗をかましたときは正直心が折れかけた。しかし、そこからはマッチング運にも恵まれ、スルスルとレートが上がっていった。ただ、最終日に約80戦やった疲れもあったのか、R2000超えたタイミングで緊張の糸が切れたのでそこで撤退した。
今期はテラパゴスの使用率が前期までと比べてかなり下がっていたが、伝説環境はマッチング運や噛み合いに左右される側面が大きいため、五分以上をとれる伝説が多く、テラスタルによる噛み合いを減らせるテラパゴスはもう少し増えてもいいのではないかと思った。
世間ではレギュレーションGについて否定的な意見も散見されるが、テラパゴスを使うことができるレギュレーションGは私にとって過去一楽しくポケモンができた4ヵ月だった。
レギュレーションHはある程度休みながらやる予定だが、チャンスがあれば2桁目指して潜りたい。
質問、意見がある方は私のX(旧Twitter)のDMにどうぞ。
maru(まるんぽけ) (@marun_pokemon) / X (twitter.com)
Thanks
テツノカイナくれたちょく
シングルランクマッチャーShie君
テラパゴスについて語り合ったshow君
オフで色々話した人たち
ぽけてく民