丸い選択

maruの構築ブログ

【ポケモンSVシングルS16最終674位】道産子ギャルプリンはなまらめんこい

はじめに

初めまして、東工大ポケモンサークルpoketech23Bのmaruと申します。今回はS16で最終674位を獲得した構築について紹介したいと思います。不甲斐ない結果に終わりましたが、使ってて面白いポケモンが何体かいたので最後まで見ていただけると幸いです。

 

オーイシマサヨシ - なまらめんこいギャル [Official Video] - YouTube

 

結果

TN maru 最高最終R1965.278

最終674位

TN ヒバナ 最高メインと同じくらい 最終R1813.424

最終2929位

 

構築経緯

わかりやすい勝ち筋としてエースで積む→全抜きというのがテラスタルによる火力増強、耐性変化と相性がよく、その上使いやすいと思い、展開構築を組むことにした。

起点作成役として高い耐久と素早さを持ち、ステルスロック、麻痺を撒くことができつつ、アンコールによって起点作成、起点回避ができ、その上使うのが簡単そうなギャルプリンことサケブシッポを採用。エースとして積んだ後の火力が馬鹿にならないエナジートドロクツキを採用。スイーパー兼全抜きエースとして連撃ウーラオスを採用。ここまでの3体を基本選出とした。

サケブシッポが苦手な相手としてサーフゴー、ブリジュラス、ハッサムなどの鋼タイプが挙げられる。このポケモンたちに有利が取れ、自身がエース、起点作成役になることができるウルガモスを採用。

上記の4体ではキラフロルやタケルライコがきつかったのでサケブシッポと合わせてトリル展開と誤認させることのできるアカツキガチグマを採用。

最後にトドロクツキを通しづらいブリジュラス入りのサイクルパやウーラオスを投げれない水オーガポン入りやタケルライコ入りに投げてスイーパーとエースの役割を担うことのできる珠ルカリオを採用して構築が完成した。

 

個体紹介

採用順に紹介します。

サケブシッポ@電気玉

サケブシッポ

特性:古代活性

テラスタイプ:ゴースト

221(244)-85(-)-146(212)-77(4)-154(36+)-133(12)

マジカルシャイン/投げつける/ステルスロック/アンコール

 

HB-意地パオジアンのテラス鉢巻噛み砕くを確定耐え   意地炎オーガポンのテラスつた混紡を確定耐え

HD-控えめ赫月ガチグマのテラス珠ブラッドムーンを確定耐え   控えめハバタクカミの眼鏡シャドーボールを確定耐え

S-準速カイリュー抜き

 

参考:【最終19位達成】可愛いだけじゃない!?○○持ちサケブシッポが最上位でも戦えます【ポケモンSV】 - YouTube

こちらの調整を使わせていただきました。

 

ギャルプリン。相当なことがない限りワンパンされないのでほとんどの試合で麻痺撒き→ステルスロックまでこなしてくれた。相手の不意の電気テラスや身代わりは多少きついがアンコールを駆使しなんとかしていた。特に初手ででてくるパオジアンが電気テラスっぽいなと思ったらアンコールを押していた。

技構成についてはコンセプト上ステルスロック、アンコールは確定。マルチスケイルや襷の削り、命中、サーフゴーを麻痺にできる点、トリックに強い点などを考慮して投げつける。相手に削りをいれることができるマジカルシャイン。岩オーガポンに電気玉叩かれまくって悲しかった。テラスについては切る予定がなかったのでゴチルゼルや黒い眼差しでTODされないようにゴーストにした。1回も切っていない。

電気玉+投げつけるをメンタルハーブ+電磁波にすると爆増していた電磁波+挑発ハバタクカミにステルスロックを撒けるためそちらの方が良かった場面が多くあったが、投げつけるがあまりにも偉かったため投げつけるを使い続けた。命中100の麻痺で一方的に運ゲを仕掛けられて楽しかった。

 

トドロクツキ@ブーストエナジー

トドロクツキ

特性:古代活性

テラスタイプ:飛行

181(4)-210(252+)-91-x-121-171(252)

クロバット/叩き落とす/身代わり/龍の舞

 

漢の意地っ張りASぶっぱ

(最速オーガポン意識で陽気でもいいかも)

 

破壊神。A特化+古代活性+テラスアクロバットステルスロックと合わせて自分より遅い相手を全て葬ってきた。技構成については高火力で相手をなぎ倒すことのできるアクロバット、叩き落とす、全抜きするために必要な龍の舞、相手の電磁波、あくびをケアできる身代わり。後発ハバタクカミに上から電磁波を入れられたり、カイリューやパオジアンの先制技で容易に縛られたりするため、扱いづらい点は否めなかった。

 

ウーラオス(連撃)@神秘の雫

ウーラオス

特性:不可視の拳

テラスタイプ:水

195(156)-198(236+)-133(100)-x-81(4)-119(12)

水流連打/ドレインパンチ/アクアジェット/剣の舞

 

A-B4振りパオジアンに対して水流連打の瀕死率が98%   H197B138カイリューに対してA+2テラス水流連打がステルスロック込で瀕死率99.8%

(HBカイリュー以外ステロ+剣舞+テラス水流連打で倒せる)

HB-パオジアンのA189でんきテラバーストの瀕死率が18.7%

S-ミラー意識

 

参考:【ポケモンSV】 世界は可愛く出来ている 【S15最終37位/91位】|ひだかドラピオン

こちらの調整を使わせていただきました。

 

一度剣舞を積むことができれば全抜きできるスペックがあって非常に使ってて爽快だった。火力が高すぎて半減でもゴリ押しできるため、テラス環境にマッチしている。スイーパーとしての役割のみならASで良いと思うが、自身がエースとなることも考えられるので耐久に振ったウーラオスを使った。Sが欲しい場面は対CSブリジュラス、ASカイリュー、CSサーフゴー、ミラーと意外と多いが、耐久の高さで拾った試合も多くあるのでこれでよかったと思いたい。スイーパーとしてリーチを伸ばすために水テラス&神秘の雫で使ったがアクジェのリーチが長すぎて楽しい。

 

ウルガモス@ラムのみ

ウルガモス

特性:炎の体

テラスタイプ:水

191(244)-x-110(196)-155-125-141(68+)

炎の舞/鬼火/蝶の舞/朝の日差し

 

調整意図不明(ボックスにいた個体)

Sを+1で最速テツノツツミ抜きまで落として耐久に回すか最速ブリジュラス抜きまで伸ばすかした方がよさそう

 

物理相手には鬼火、特殊相手には蝶の舞で対応できるオールラウンダー。蝶の舞によって全抜きアタッカーになったり、鬼火によって起点作成役になったりとこのポケモン1体で出来ることが結構多い。技構成については炎の舞、鬼火、蝶の舞、朝の日差しで完結している。炎半減ポケモンに打点がないのは気になるが、炎の舞でゴリ押しできるため問題ない。テラスタイプについては連撃ウーラオスの水流連打意識かつ、ウルガモスの元のタイプと相性の良い水。持ち物については電磁波カミ、あくびガチグマ対策のラムのみ。ステロでHP半分削れて悲しい。

サケブシッポが初手ハッサムを呼ぶのでそこに合わせて相手に圧をかけることができる。ほかにもブリジュラス+あくびガチグマのような構築にも強く、刺さってる相手なら初手ウルガモスを突破できずに降参という展開がザラにあった。

 

ガチグマ(アカツキ)@食べ残し

ガチグマ

特性:心眼

テラスタイプ:毒

220(252)-x-148(60)-176(36+)-103(140)-75(20)

ブラッドムーン/大地の力/欠伸/月の光

 

HB-特化ウーラオスインファイト確定耐え

C-11n

S-麻痺した準速ウーラオス抜き

 

問題児。ほとんど投げてないし、投げた試合はほとんど負けた。元々ボディプレス採用の受けガンメタ構成にしていたが、受けルーパーが静かだったので欠伸型に変更。多分強い人が使うと強いんだろうが、最終日前日に投入したのもあって私には使いこなせなかった。一応サケブシッポのステロとのシナジーはあるはず。一番の仕事は選出画面で相手をにらみつけることである。

持ち物とテラスについてはこのままでいいと思うが、技構成については真空波が欲しいことがあったので要検討。

 

ルカリオ@命の珠

ルカリオ

特性:精神力

テラスタイプ:ノーマル

149(28)-178(252+)-113(180)-x-92(12)-36(115)

 

H-珠ダメ意識(10n-1)

A-攻撃特化

HB-意地鉢巻パオジアンの悪テラかみ砕く+珠ダメ×2を確定耐え、陽気ランドの地震+珠ダメ×2をテラス時確定耐え、意地水ラオスの水流+珠ダメ×1を98.22%耐え

HD-控えめアシレーヌのムンフォ+珠ダメ×1を93.75%耐え

S-遅いランドカイリュー意識

 

参考:【S15最終81位、レート2126】双蒼のルカラティ対面 【ポケモンSV】 - せっきーのブログ (hatenablog.com)

こちらの調整をお借りしました。

 

補完枠。この枠は電気テラスパオジアン、龍舞カイリューなど様々なポケモンを試した。パオジアンはカイリューの神速に縛られる点、龍舞カイリューは瞬間火力が低い点が気になっていたところルカリオにすれば全て解決できることに気づき採用した。

調整については先制技を多用するためSではなく耐久にガッツリ振ったものを採用した。技構成については抜き性能を上げる剣の舞、有象無象を屠る神速、カミに打つバレットパンチ、鋼への打点となるインファイト。片方の先制技を見せた後もう片方の警戒が薄れて技が通りやすかった。持ち物は先制技のリーチを伸ばす命の珠。テラスタルは耐性変更、神速のリーチを伸ばすためのノーマル。

珠+神速orバレットパンチのリーチは凄まじく、ステロがある状態で一度剣舞が通れば3タテすることもザラにあった。また、精神力でランドロスに強い点、神速のリーチの長さによってママンボウ絡みに強い点が非常に良かった。同じスイーパーの役割をしているウーラオスと比べて耐久が低く、対面での打ち合いはウーラオスに分があるため、選出率がそれほど高いわけではないが、サーフゴー入り以外には一定の活躍をしたためもっと信用してもいいかもしれない。

余談だが、ルカリオという現環境トップに比べるとスペックが落ちるポケモンが構築に入った理由が愛でなく、あくまで補完であることに私は美しさを感じた。そのためこの構築でR2000到達したかったのだが、それが叶わなくて非常に悔しい。

 

選出

一例です

 

基本

サケブシッポ+トドロクツキ+ウーラオス

 

タケルライコor水オーガポン入り(サーフゴー無し)

サケブシッポ+トドロクツキ+ルカリオ

 

タケルライコor水オーガポン&サーフゴー入り

サケブシッポ+トドロクツキ+ガチグマorウルガモス

 

ハッサム入り

初手ウルガモス@2

 

ブリジュラス+ガチグマ

ウルガモス+ウーラオス+トドロクツキなど

 

ママンボウサイクル

サケブシッポ+ルカリオ+トドロクツキ

 

その他臨機応変にトドロクツキ、ウーラオスウルガモスルカリオの中で通せそうなポケモンを通す。

 

きついポケモン、並び

ブリジュラス

構築が遅くまとまってしまったため、CSならトドロクツキ以外上を取られている。サケブシッポの麻痺を絡めて突破する。もう少し構築全体のSラインについては練った方が良かった。

終盤増えていた持久力型については有利なのがウルガモス、ガチグマぐらいしかおらず、ウルガモスはステロで半分削れるため面倒くさい。サケブシッポのアンコールをうまく使いながらウルガモス剣舞ウーラオスで無理やり突破してた。

まあまあ気合でなんとかなる。

 

ドラパルト

ウーラオスルカリオの先制技がともに通らない上にトドロクツキの上から殴ってくる。めっちゃ負けた。

 

不意の電気テラス、身代わり

サケブシッポの投げつけるが透かされる。特に電気テラスウーラオスと電気テラスハバタクカミにはボコボコにされた。

 

キラフロル

ガチグマを選出することになるが、ガチグマの練度が低すぎた。

 

タケルライコor水オーガポン+サーフゴー

ウーラオスルカリオの両方が通しづらい。投げるとしたらルカリオだが、サーフゴー投げられたら面倒。ガチグマを投げたら練度の差で破壊された。ガチグマの型はもう少し練った方がよかった。

 

受けループ

最終日一度だけ当たり、トドロクツキでゴリ押して勝ったが、基本的には勝てない。

 

あとがき

構築名の由来は私が道産子&ギャルプリン&「道産子ギャルはなまらめんこい」(読んだことない)です。サブロムのTNはゼノブレイド2のヒバナから取りました。

最終日までにレートが上がりきっておらず、最終日にぶっ続けで潜り、疲れからのプレミの連続でサブロムが地獄の果てに行った8時過ぎに撤退しました。

構築はそこそこ悪くないと思っただけにR2000乗せられなかったのが悔しいです。

私は3/31生まれなのですが、誕生日に一日中ポケモンやるのは楽しかったです。特に最終日の夜中に新入生とブルレクやるのは課題後回しにしてるような背徳感があって楽しかったです。

私は受けルーパーなのですが、新歓大会で受けループを使うのは新入生によくないと思い2月、3月は受けループを封印してました。4月以降はどの構築を使うか決めてませんが、勝てる構築を使おうと思います。

 

質問、意見がある人は以下の私のX(旧Twitter)のDMやDiscordのDMにどうぞ。

maru (@marunpoke) / X (twitter.com)

Thanks

ポケモンくれたりアイテム輸送手伝ってくれたり、最終日通話(雑談)してくれたりしたpoketechのメンバー

構築相談乗ってくれたShie君

おたおめって言ってくれた人