丸い選択

maruの構築ブログ

【ポケモンSVシングルS14最終254位】爆速グライラッキーTODループ

はじめに

初めまして、東工大ポケモンサークルpoketech23Bのmaruと申します。今回はS14でレート2000到達した純正受けループについて紹介したいと思います。少し長くなってしまいましたが最後まで読んでいただけると幸いです。



 

 

結果

TN maru 最高R2053.226 最終R2035.739

最終順位254位

 

レンタルチーム

構築経緯

 

物理受けとしてクレベース、特殊受けとしてハピナスから組み始めた。クレベースがきつい物理ポケモンであるウーラオスに対してテラス込みで悪水両方対応できるゴツメドヒドイデを採用。この3体できつい炎オーガポン、ブリジュラス、その他多くのポケモンに対してTODできるグライオンを採用。キョジオーン対策に悪だくみを積んで交代に負荷をかけられる隠密マントGヤドキングを採用。最後の1枠については挑発ガチグマ(アカツキ)に強く出られるポケモンとしてHDアーマーガア、フリージオなど様々なポケモンを試していたところ安定性が高く、かつ選出しやすかった、素早さに努力値をかなり振った爆速ラッキーを採用し、構築が完成した。

 

個体紹介

採用順に紹介します。

 

クレベース@食べ残し

クレベース

特性:頑丈

テラスタイプ:格闘

202(252)-138(4)-259(252+)-x-66-48

氷柱針/ボディプレス/鉄壁/自己再生

 

HB-ぶっぱ

A-あまり

 

残飯クレベース。パオジアンを単体で見れるポケモンがこいつしかいなかったため採用。ステロを撒くポケモンが減っていたので食べ残しを持たせた。鉢巻パオジアンへの安定感が高まったりランドの蜻蛉返りに対して回復できたりする。厚底ブーツはステロを撒かれなければアイテム無しだしなんなら叩き落とすの火力が上がるからアイテム無しより弱い。技構成はカイリューランドロス等に打てて命中安定かつ非接触の氷柱針、火力がめっちゃ出るボディプレス、相手の物理ポケを詰めたり、剣舞に抗ったりするための鉄壁、回復技の自己再生。テラスはボディプレスの火力を増強できて耐性も噛み合っている格闘。

 

役割対象:全ての物理ポケモン

 

ハピナス@毒針

ハピナス

特性:自然回復

テラスタイプ:悪

331(4)-x-62(252)-95-205(252+)-75

火炎放射/投げつける/瞑想/卵産み

 

BD-ぶっぱ

H-あまり

 

特にいうことのない普通のハピナス。悪巧みサーフゴーについてはショックや格闘技持ちのハピナス崩せるやつばかりだったのでグライオンTODしてた。持ち物は投げつけるで毒にできたら嬉しい毒針。技構成については無効タイプのない火炎放射、トリックに抗う投げつける、相手の選出が特殊一辺倒だった時に詰めていける瞑想、回復技の卵産み。テラスはアシストパワー、ラスターパージ、サイコノイズ等意識の悪。

 

役割対象:全ての特殊ポケモン

 

ドヒドイデ@ゴツゴツメット

ドヒドイデ

特性:再生力

テラスタイプ:フェアリー

157(252)-x-223(244)-73-164(12)-55

纏わりつく/毒々/黒い霧/自己再生

 

HB-意地パオジアンの珠電気テラバースト最高乱数切り耐え

D-あまり

 

剣盾時代の構築記事を読んでいたところ巻き付くミロカロスを見つけ、そこから着想を得た纏わりつくドヒドイデ。相手のウーラオスを纏わりつくでキャッチし確実に倒す。纏わりつくによってパンチグローブ毒テラスウーラオスを削ることができるのが強い。持ち物は身代わり悪ウーラオスを削るためのゴツゴツメット。実はドヒドイデを投げなくてもクレベースの格闘テラスとグライオンのドラゴンテラスで剣舞水ウーラオス以外は一応見ることはできるためウーラオス入り全てに投げていたわけではない。技構成は纏わりつく、相手を確実に削る毒々、積みに抗う黒い霧、回復技の自己再生。ボックスにいた個体の流用なのでAに王冠を使ってる。個体調達サボりました。テラスは悪ウーラオスを見るためにフェアリー。

 

役割対象:ウーラオス(悪、水)、ハッサムマリルリ、イダイトウ、イルカマンなど

 

グライオン@毒々玉

グライオン

特性:ポイズンヒール

テラスタイプ:ドラゴン

177(212)-115-154(68)-x-95-158(228+)

地震/毒々/守る/身代わり

 

S-最速ランドロス抜き

H-ポイズンヒール効率意識かつ奇数の8n+1

B-意地鉢巻パオジアンの悪テラスかみ砕く確定耐え

 

TODGOD。一度身代わりを貼ったらTODで勝てる可能性を作り出す無限の可能性を持ったポケモン。主に悪巧みサーフゴー、ブリジュラス、炎オーガポンをごまかすために採用した。炎オーガポンはグライオンより遅いやつが多かったので、毒々打ってまもみがしてるだけで簡単に倒せる。サーフゴーとブリジュラスに対してはまもみがしながら余裕ができたら地震打ってたら簡単にTODできる。速くて火力も意外とあるためグライオンの一貫作って地震連打で勝ちという試合は数多くあった。持ち物はポイズンヒール発動のための毒々玉。技構成はメインウエポンの地震、確実に定数ダメージを与えられえる毒々、TODのための守る、身代わり。テラスはオーガポン、イーユイなどを意識したドラゴン。

 

役割対象:サーフゴー(悪巧み)、ブリジュラス、炎オーガポン、カイリュー(スケショ以外)、ランドロス、その他TODを仕掛けられるポケモン全て

 

Gヤドキング@隠密マント

ヤドキング

特性:再生力

テラスタイプ:鋼

201(244)-x-100-132(12)-178(252+)-50

ヘドロ爆弾/不気味な呪文/悪巧み/怠ける

 

H-再生力意識3n

D-ぶっぱ

C-あまり

 

キョジオーン受け。キョジオーン軸は隠密サーフゴーの対策をしているはずなので、サーフゴーではなく悪巧みから裏へ圧をかけることができてかつ受け系統に強いGヤドキングを採用した。私がキョジオーン軸を使ってたときにサーフゴー以外の隠密マントがきつかったのでヤドキングを選択したのは正しかったと思う。実際キョジオーン軸を狩りまくった。持ち物はキョジオーン受けなので隠密マント。技構成は相手のオーガポンやパオジアンの後出しを許さないヘドロ爆弾、キョジオーンの身代わり貫通でppを削ったりドヒドイデに打ったりできる不気味な呪文、キョジオーンを突破するための悪巧み、回復技の怠ける。テラスはガチグマやラティオスに強く出れそうな鋼にしたがハピラキでその2体は見れてるのでほとんど切らなかった。

 

役割対象:キョジオーン、ポリゴン2アシレーヌ、キラフロルなど

 

 

ラッキー@進化の奇跡

ラッキー

特性:自然回復

テラスタイプ:鋼

325-x-45(156)-55-172(252+)-83(100)

地球投げ/瞑想/ステルスロック/卵産み

 

S-速い挑発ガチグマ(アカツキ)意識

D-イーユイ、ガチグマ(アカツキ)の火力がやばいのでぶっぱ

B-あまり

 

ブルーベリー学園を走り回るラッキーから着想を得た爆速ラッキー。Sは前期の上位記事の挑発ガチグマの中で一番速かった実数値82を抜く83まで伸ばしたところ多くのガチグマの上から行動できたが上を取られたことも何回かあったのでSラインについては諸説。今期受けを崩そうとするガチグマは全てノーマルテラスの挑発持ちだったためこのラッキーでカモりまくった。ボディプレス持ちには当たらなかったためラッキーだった(ラッキーだけに)。この枠にはR1950くらいまではHDフリージオを入れていたのだが、ラッキーを採用してからガチグマにボコボコにされることはなくなり、ハピナスだと若干きついイーユイにも勝てるようになった。私は元々ハピラキ両採用はありえないと思っていたのだが、構築の枠が空いていて、かつ見れるポケモンの範囲が若干異なっていることに気づき採用した。こいつのおかげで勝てた試合はたくさんあったので試しもせずに否定するのは良くないと改めて感じた。持ち物はラッキーの耐久を上げるための進化の奇跡。技構成は攻撃技の地球投げ、瞑想ガチグマ意識の瞑想、相手のサイクルに負荷をかけるステルスロック、回復技の卵産み。テラスはガチグマ意識の鋼。ノーマルテラスのガチグマは大地の力を持ってるものが少なかったのでテラスして地球投げを連打することでダメージレースで勝てる。防御をかなり削ってるので扱いには注意が必要。

 

役割対象:サーフゴーがいない構築のイーユイ、ガチグマなどの特殊ポケモン

選出

特に決まった選出はなく相手のポケモン6体を見れるように柔軟に選出する。キョジオーン入りにはGヤドキング、パオジアン入りにはクレベース、炎オーガポン、ブリジュラス入りにはグライオン、サーフゴー入りにはハピナスを投げることを優先していた。

個人的な受けループの組み方

 

受けループの主な崩され方は以下の4つである

①相手の自慢の受けループ対策や環境にほとんどいないポケモンにボコボコにされる。

②急所や麻痺、氷など運ゲで無理やり突破される。

③択合わされまくってボコボコにされる。

④選出枠が足りなくて選出択になり、嚙み合わずに負ける。

 

①についてはグライオンなどごまかせるポケモンはいるものの環境に少ないポケモンなら対策するだけ無駄なので正直どうしようもない。②、③についてはプレイングの問題なのでここでは割愛する。よって受けループを組む際に重要なことは④の選出択になることをなるべく避けることである。そのため、今回の受けループでは選出択にならないようになるべく汎用性の高く、選出時に腐りづらい6体で構築を組んだ。例をあげるとすれば多くの受けループには炎オーガポン受けにラウドボーンや炎テラスHクレベース、ウガツホムラのようなピンポイントメタポケモンを採用しているが、そのようなポケモンは相手との選出択を生み、相手の選出によっては完全に腐る。そのうえ全部の炎オーガポンが剣舞持ちというわけではなかったので、今期の環境ではこのような対策は過剰気味であると感じた。その点グライオンは炎オーガポンへの性能は低い代わりに炎オーガポン受けとして挙げられるポケモンより汎用性は高い。逆に私の構築のラッキーはBを削っているため汎用性は多少落ちるがラッキーの元々の特殊に対する汎用性が高い上に、受けループを見てウキウキで出てくるガチグマをボコボコにできたので結果的にはプラスである。また、私の構築のGヤドキングは火力インフレ環境なので特殊を受けるにはそこまで余裕があるわけではなく、キョジオーン以外にはあまり強くない。しかし、私の構築は明らかなキョジオーン受けがおらず、キョジオーンがウキウキで出てくるので汎用性は低くなっても選出択にはならず、腐ることがほとんどなかった。以上のことをまとめると、ピンポイントメタのポケモンは汎用性を落としすぎると選出択を生むので環境を読んでどこまで汎用性を落とし、役割への遂行能力を上げるかを考える必要があると思う。

 

あとがき

もともと今シーズンはゼノブレイドをやるためにポケモンはあまりやる予定はなかったのですが、同期の竜王戦予選突破やレート2000報告に感化されて潜りました。

SVはS5から始めてS7で最終301位(R1933)、その後あまり潜る時間が取れず、結果を出せていませんでしたが、今シーズンSVで初めてのレート2000到達できてうれしかったです。大学のテストのため最終日潜れなかったため、次は最終日まで潜り最終2桁とれるように頑張ります。私は1ロム特攻していましたが、受けループはマッチング運ゲの側面が強い上のでよいこの皆さんは複数ロム用意した方がいいと思います。私はニンテンドーアカウントをファミリープランにするところから始めます。

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Thanks

 

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個体貸してくれたり、交換してくれたりしたpoketechの先輩方

私のやる気に火をつけたpoketechの同期

 

ここまで読んでくれた皆さん

また今度どこかで会いましょう